今日も今日とて地球は回る

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どこにでもいそうな人視点で生活の向上について書いているブログです。

かつて黒い犬の存在に気づけなかった自分の思いは

SHINeeという韓国グループのメンバーの一人が亡くなられたというニュースが飛び込んできました。
 
彼の脇腹には黒い犬のタトゥーが彫られてあったこと、それは彼がうつ病で苦しんでいることのSOSだったのではないか、早く気づいてあげられていたら何か変わっていたかもしれない...
 
といった投稿を見かけ、色々と思うところがあったので今の気持ちをまとめたいと思います。
 
 

「黒い犬」が象徴するもの

まず、黒い犬がうつ病を象徴しているということを知らなかったので調べてみました。
 
どうやら、Matthew Johnstone氏の絵本『I Had Black Dog』が原案で、絵本をもとにWHOが動画を作成し2012年のメンタルヘルスデーに公開したとのこと。
 
動画はYouTubeでも見ることができます。私も見ました。ナレーションは英語ですが、登場する黒い犬がうつ病を表していると分かった上で見ると、大体の内容が分かると思います。
 

「黒い犬」に気づかなかった過去の私

私の動画を見て、最初に出てきた感想は「あ、うちのおかちゃんや」でした。私の母はうつ病です。現在も心療内科に通っています。
 
うつ病に苦しむ母を間近で見てきました。動画の主人公は間違いなく母でした。母も動画の主人公と同じようなこと(人によって症状は違うと思いますが)に今も苦しんでいます。
 
 
母がうつ病だと診断されたのは、ちょうど私が大学4回生のときでした。私の家庭は少し複雑で、母が最終的に家を飛び出し、私もそこに転がり込む形になります。母を放っておけなかったからです(現在、離れて暮らしておりますが、そこらへんの話はまた今度)。
 
当時の母はというと、目を離せば家を飛び出す、ベランダから飛び降りようとする、死のうとする。
  
 
なぜ、私の母が、こうなってしまったのだろう。なぜ、私の母が、ここまで苦しまなければならないのだろう。
 
 
「黒い犬」が、急に母の周りに出てきたわけではありません。その影は、ずいぶん前からあったのです。
 
母の心のバランスが崩れ始めていることに、SOSに、私は気づきませんでした。幸い、母はうつ病と向き合いながらも生きています。
 
 
あのとき、母に「黒い犬」が近づいていることに気づかなかった私。いまできることは、母と一緒にうつ病に向き合っていくことと、誰かのSOSに気づいて手を差し伸べられるような人になること。
 
 
亡くなられた彼のご冥福を祈りつつ、自分にできることを、自分の手の届く範囲で、精一杯していこうと改めて思ったのでした。